書評で更新をごまかしている感もありますが、読んで思うところが多々あったので。
本書は定年を間近に控えた夫婦に様々なイベントが舞い込んできて、お金ないよー!てなる話です。
読んでて、まぁイライラするんですがw
まず定年間近で預金が1000万ほどしかありません。
そこに娘の結婚、義父の葬式、姑の介護等のライブイベントがきます。
加えて夫婦そろってリストラになったり。
しかも彼/彼女らは世間体や見栄から財布を締めることが出来なかったり、無知だったりで、悲惨な感じ。
特に理解できないのが、この本の中で自分の子供のことを中の下とか評する記述があるのですが、自分の子供を中の下とか下の上て評するのってどういう気持ちなんだろなと。
また、自分の親(正確には夫のだが)も浪費家で2億を自分の世代で使い切ってしまって、あげく子供に生活費を仕送りさせるとか…
もう終わってるなぁといいますか、世の中こういう先の見通せない頭の悪い人ばかりなんでしょうか?
貧乏や性格は遺伝するってこのことだなと思いました。
お金のない現状に、なんで?なんで?みたく思い悩んだり、過去の自分を悔いたりするわけですが、結局見栄を捨てきれず上手いこと節約できないし、学ばない。
こういう人って一生自分の選択にウジウジするだけで何も改善しようと行動しないんだろうなと。。。
まぁ最終的には職をなんとか見つけたり節約したりしてチャンチャンて終わりなんですが、いやいや全然解決してなくない!?て思うわけです。
と、色々イライラしながら読んでたんですが、この本からの学びというのは
- 先の不安の正体を知る(どういうライブイベントがあるのかな
- 事前に調べる(それにかかる費用
- そして対処する
ということでしょう。
あとがきで室井佑月さんも書かれていますが、先が見通せて精神的に楽になったとあります。
こういった先人達の経験を、より厳しい状況が待ち構えている我々は活かしていかねばなりませんね。
イライラする一方で、はて自身の人生を振り返って現状を更に良くするための努力てしてきたかな?と思い返して、20代前半は何もしてなかったのかも!?と微妙に後悔して鬱になりかけましたw
いかん、いかん。いつでも今が最短最速だ!!と思い直し先の計画を今年中に見直したいと思います。
なんとなく老後が不安だ!と思っている方は本書を読んで、こういう状態でこういうイベントが重なるとヤバイなぁとか気づくキッカケになると思います。
小説なので読みやすいです◎